てぽた うつわとお茶と
てぽたは、うつわとお茶を通して、毎日の生活の質感を大切にし、日常を少しだけ丁寧に豊かに味わいたいという思いから始まりました。
わたしは佐賀県鳥栖市で約50年続く焼きもの屋に生まれ育ちました。
手作りの器が毎日の生活にかかせないものとしていつもそばにありました。しかし、日々の暮らしの中で素朴だけれども質感の良いものに囲まれていることがとてもぜいたくなことだと気がついたのは、ずっと大人になってからです。
実家を離れニューヨークや東京で学業・仕事や家事に追われる慌ただしい毎日を過ごしてきました。年を重ねるにつれ、改めて身近にあったほっと出来るひとときの大切さを実感するようになりました。
そんな折、縁あって上質のお茶を生産し続けている農家さんたちと出会いました。そのこだわりの姿勢は、素朴な中に美しさを感じられる日常使いのうつわ作りに日々向き合っていたやきもの職人だった父の姿と重なりました。わたしの中で、うつわとお茶が結びつき、それらを通して日常の中にほっとする時間を生みだせる仕事をしたいと強く思いました。
てぽたは、その念願から生まれました。
わたし自身が心から良いと思えるものを選びお客様にお届けしたいと思います。それぞれのお客様に喜んでもらうために、てぽたは何ができるかしら、と考える時間も楽しみながらやっています。背伸びはできませんが、小さく、できることから、はじめていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。